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ループ利尿薬 【フロセミド】と【アゾセミド】

〜〜〜 ループ利尿薬の使い分け 〜〜〜

短時間型(フロセミド)よりも長時間型(アゾセミド)が良いとされる理由は?

・フロセミド(ラシックス)は、名前の通りで半減期が【6時間】。

・アゾセミドは、半減期が【12時間】。

心不全の方の治療に、浮腫などに対して体内の水分を排出する目的でループ利尿薬が使用される。

しかし、どうやら長時間型の方が短時間型よりも予後が良好であるというのがあるらしく、理由を調べていると、予後には【血圧・循環血液量・交感神経活性の変動】が関わっているようで、短時間型の方だと、変動の波が激しくなりやすい。

そのため、長時間型でコントロールした方が変動の波が小さく抑えられるので、用いられる傾向にある。

この波が、利尿剤による【血圧低下によるレニン・ノルエピネフリン・バソプレシンなどの心刺激因子を活性化することが予後不良】に繋がっていると考えられている。

僕は、てっきり【フロセミド】の作用が尿細管【全域】での再吸収抑制による強力な利尿作用が負担になるからダメなのかと考えていたんですが、調べていると上述の理由なんだとか・・・・

ちなみに、聞いたところでは、【短時間型】と【短時間型】で出て行く水分量に差はないらしく、時間がかかるか、すぐに出るかの違いなんだとか。
(※そうすると、確かに長時間型の方が波は小さくなるか。。。。)

じゃあ、短時間型はいつ使用するんだ?となるかもしれないが、緊急性というか急いで体から水分を排泄しなければいけない時には、短時間型を用いた方がいいことは分かるはず。

最初の急な時には、【短時間型】でサッと出して【長時間型】でコントロールと・・・・

物事は深い。。。。。

そういえば、【アンジェスMG】が高血圧ワクチンを用いた、高血圧治療薬(ARB系)を考えていたっけ?
9月あたりにアメリカで特許も取っていたような。

治療薬マニュアル 2016


posted by A M I at 01:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医・薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高カリウム血症 不整脈(徐脈⇨心停止) 機序

高カリウム血症で徐脈になる理由。

カリウム製剤は、【ジングルボーラスショット】が禁忌。

投与濃度:40mEq/l以下

投与速度:20mEq/hr以下

投与量 :100mEq/日以下

【高カリウム血症】で徐脈が生じる理由とは。

細胞というのは、内側がKが多く、外側がNaが多いわけですが、高カリウム血症になると外側のKが多くなります。


静止膜電位は細胞内と外のカリウム比に依存している。


正常値 ⇨ 内:120mEq/l 外:4mEq/l であるとすると、比は30:1

高カリウム血症 ⇨ 内:120mEq/l 外:12mEq/lとすると、比は10:1

比率が低いので、興奮の伝達は遅くなります。
(※比率の差を利用して心臓が収縮するので。)

この差が高カリウム血症が進むことで、どんどん縮まっていくと最悪、心停止に繋がる。

細胞には、Na/Kチャネルがあるわけですが、細胞外にKが増えると、本来、Kが外に出て行き、中にNaが入ってくることで脱分極を生じるわけだが、Kが外と中に多いと交換が起こりづらくなるのでNaは中に入りづらく、脱分極も生じにくくなってくる。

【治療方法】

@食事制限 ⇨ 生の果物が含んでいることが多いので、バナナなどに注意。
       (※果物を食べたい人は、缶詰の果物がまだ良い)

A吸着剤 ⇨ ポリスチレンスルホン酸カルシウム(アーガメイトゼリー)・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

B利尿剤

C重症時には、血液を中和する目的で重曹を用いることも。

DGI療法(グルコース・インスリン療法) ⇨ グルコースとインスリンを投与することで高カリウム血症を治療します。

この機序は、インスリンの作用でGLUT-4が細胞表面に出現すると、グルコースと共にカリウムも細胞内へ取り込むため、この仕組みを利用した治療方法。
posted by A M I at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医・薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駅の椅子に変化が出始めていることをご存知ですか?&【アルコール】と【肝臓】について

アルコールと肝臓の関係。

【アルコール】を摂取すると、【アルコール脱水素酵素】という酵素を経て、【アセトアルデヒド】に変換されます。

この【アセトアルデヒド】は身体に毒性が高いです。

しかし、人はこれを解毒できる酵素を持っています。

【アセトアルデヒド脱水素酵素】という酵素を使用し、【アセトアルデヒド】を【酢酸】へと分解するんです。

しかし、ここで問題となるのが日本人の人種。

日本人は海外の人たちと比べて【アセトアルデヒド】という毒を分解する酵素が欠損している割合が多いためです。

この酵素は3種類に大別でき、

@NN型 ・・・ アセトアルデヒド脱水素酵素が正常活性の人です。  代謝が速く、かなり強いです。

AND型 ・・・ NNよりかは弱いですが、ある程度を分解できる活性を持つ人。   それなりに飲める。

BDD型 ・・・ DD型の人は、この毒素を分解する酵素が欠損しているため、飲まないほうが良い。  殆ど飲めない

また、DD型にもレベルがあると僕は思う、友人にDDを多く見るけど、DDの中でも4杯飲める人、1杯も飲めない人といるからだ。

また、DD型の人は、上記の通り、解毒する酵素が欠損しているので、無理に飲ませないほうが良いです。
本当に弱いので。(一口で顔が真っ赤になる人とかはDDの可能性が高い)

飲み会で飲まされそうになった人は、『俺、(私)DD型だから。』といえば、飲まされないかも。。。。。。

また、お酒ですが、悪いことばかりではなく。

【酒は百薬の長】という言葉があるように、少量であれば体に良いとされる場合もあります。

【虚血性心疾患】や【脳梗塞】、【2型糖尿病】に対しては、全く飲まないよりも少量を摂取すると予後が良いとされるデータもある。

【アルコール 1g】⇨【7kcal】

焼酎を1合飲めば、バナナ3本分のカロリー。

アルコールを摂取する上で気をつけるのは、女性は男性よりも障害を受けやすいです。

男性は筋肉量が多いですが、女性は筋肉量が少なく、脂肪が多いからです。
さらに、ホルモンの影響も・・・・
(※脂肪が多いと、代謝されにくくなってしまうからです。)


で、どうして肝臓が悪くなるのかですが、、、、、

アルコールには糖分も含まれていて、糖分を過剰に摂取すると脂肪として蓄積されていくんですが、それが肝臓に行くと、脂肪肝というのになります。

(脂肪が肝臓についてる状態。)

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるため、本当に悪くなった時まで、自覚しないことが多いです。

脂肪肝になると、その脂肪を燃焼しようとしますが、それを不完全燃焼するときに活性酸素と呼ばれる毒性のある物質が細胞を傷つけるため、炎症を生じるようになります。

つまり、【脂肪肝】⇨【肝炎】となります。

これが続くと、【肝炎】⇨【肝硬変】になります。

【肝硬変】は、繊維化したような状態でここでどうにか止めておかないといけないです。
(※繊維化する理由は、アトピーの人とかだとわかると思いますが、傷を同じ箇所で繰り返すと細胞がより強くなろうと繊維化するために柔軟性などが損なわれる原因にもなります。)

すると、肝臓が硬くなるために働きも悪くなるということは容易に想像できますよね?(動きにくいから)

すると、2と通りの道を歩むと思います。

【脂肪肝】⇨【肝炎】⇨【肝硬変】⇨【肝癌】
             ⇩
           【肝不全】

この上の2つで、なると不味いのは、癌ではなく、【肝不全】です。

不全ということは、動かないということだからです。

【肝硬変】になると治療薬剤はほとんどありません。

国立国際医療研究センター 肝硬変

それに、原因の70%は【C型肝炎由来】とされています。最近では、【ハーボニー】(ソホスブビル・レディパスビル)という治験段階では全患者を完治させた薬剤があるので治る病気にはなってきました。
(TVで昔流れてたような・・・・・)

まぁ、【肝硬変】だが、アルコールが原因になるのは、全体の10%ぐらい。

適量は、1日あたり

【ビール】なら⇨500ml (缶ビール1本)
【清酒】なら⇨1合
【ウイスキー・ブランデー】⇨60ml
【焼酎】⇨1合
【ワイン】⇨グラス1杯

ワインに驚き(笑)

アルコールによる膵臓へのダメージに関しては、、、、⬇︎

チュートリアル 福田 膵炎


で、最後に【駅の椅子が変化し始めている】ことを知っていますか?
 

【昔】

線      ⇦椅椅⇨      線
路      ⇦子子⇨      路


【最近】

       ↑↑↑
線      椅子      線
路      椅子      路
       ↓↓↓

(※⇨の向きが人が座った後に向く方行です。)


実は、アルコールを飲んだ酔っ払いが線路に転落するか理由あるんですが、、、

@椅子から起き上がり、そのままの勢いで前進し、線路へ落ちる。
Aふと倒れたことによる転落。
B線路脇を歩き出しての転落。

@が原因の6〜7割を占めてるそうです。

だから、椅子に座った時に線路を向かないように変わってきてるそうだ。

読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)


posted by A M I at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医・薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする